2017年06月02日

聴竹居 藤井厚二氏 

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風を感じながら、「聴竹居」の心地よさを考える。

時代や環境の変化に対して革新を重ねてきた完成形である第5回住宅...
そこには、時を超えた普遍(不変)の真理がある。

「不易流行」

松尾芭蕉「去来抄」では、不易流行についてこのように書かれている。
「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」

不易と流行とは、一見するところと異なり、
根本において結びついているものであると深く感じる。
その往来や葛藤から生まれるものづくりには、変わらずにある(変わらない)・新しさがある。

日本の美(ものづくり)には、不易流行が潜んでいる。
日本人として誇りに思い、それを美しいと感じる。

藤井厚二氏の思いを、いつの時代にも「変わらずに新しい」と感じること......
そして、この時代からも思いを込めて、新しさを重ねていきたい。  

 

Posted by fuwari_works at 17:30Comments(0)TrackBack(0)
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2017年05月23日

「sitate」空間の仕立て・竹内スグル「再生」

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2017.4.28-5.21 竹内スグル「再生」が会期終了致しました。

Lights Galleyでは、初となる映像展示。
65年前に建てられた民家の2階が展示会場となる。

ぎしぎしと音をたてる階段をのぼると
暗闇・暗黒の空間がそこにはある。

目が闇に慣れてくると
畳が現れて
円座に腰を下ろすことができる。

目前には、はじまりと終わりの境界がない映像が流れている。

それぞれ観る側によって、捉え方が異なる。
自身の内で起こっているのか外に向かって広がっていくのか?
あるいは何かとつながり.....どこへいこうとしているのか?
そもそも...内側にあることなのか?
ぐるぐると思考する。
ただ感じること、そして感覚をひらくことになる。

「藤巻亮太氏」
相対性理論と量子力学を統一しようとすると
この世界には11次元が必要になるらしい
もはや僕らには感知不可能。
しかしマクロにもミクロにも広がるこの宇宙のどこかへ
この映像は連れていってくれる。

  

 

2017年04月10日

「sitate」空間の仕立て 鈴木陽介氏 写真展

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2017年3月17日〜4月9日の会期にて鈴木陽介氏 「むし写真展」を開催致しました。
無事会期を終了し、閑かな空間に戻りつつあります。

展示を重ねていくことで、もとある空間に戻ることではなく
層がすこしづつ積みましていくようです。

鈴木陽介氏の作品と空間の呼応からは、作品が空間へと「はみだしていく」
「むしが這い出していく」感覚を憶えました。
それに添い、かたちにしていくことで
その「むし」が治まり、空間が落ちついていきました。

感覚や心に憶えた感情を空間にて直に表現することが
空間の「仕立て」ではないだろうか?と感じる空間構成となりました。

多くの方々にご来場頂きましたこと、感謝申し上げます。
次回、4月28日から竹内スグル氏(映像作家・写真家)「再生」が開催されます。
新緑の美しいころ、皆様のお出かけをお待ちしております。  

 

2017年02月07日

ART BOOK HAGI, MATSUMOTO, KANAZAWA, OTARU

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急ぎ足の毎日では感受できないことを
一枚の写真が捉えることで
ふと目にとまること。

ART BOOK「HAGI」「MATSUMOTO」「KANAZAWA」「OTARU」
にある写真(泊昭雄氏)は、

歴史や芸術、建築、街という概念の枠組みをこえて
日々の暮らしと結ぶ・ある豊かさを
ここにしかない一瞬を静かに伝えてくれる。

日本の自然の美しさに触れ
見るものを自由な思索の旅へと誘ってくれる。

手にとって頂きたい1冊です。

お問合せ先:Lights Gallery
info@lights-gallery.com  

 

2017年02月03日

ART STAGE SINGAPORE, SINGAPORE BIENNALE in singapore art museum, National Gallery Singapore

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ART STAGE SINGAPORE

日本から7時間半という距離にあって多種多様で国際的な文化を味わうことができるシンガポール。その文化のなかで、アートに触れるべく出掛けてきました。

世界中の著名なギャラリーが、アジアのアーティストの作品を出展するアジア最大級の美術展覧会「アート・ステージ シンガポール(Art Stage Singapore)」出展するギャラリーの約8割がアジアを拠点にしており、ペインティングだけではなく、スカルプチャー・写真・映像作品といった様々な作品が展示されていました。存在感ある色やかたち、綺麗な色づかいの個性溢れる作品に目を惹かれてそれぞれの作品を通じて、アジアの文化や自然を体感することができました。

SINGAPORE BIENNALE in singapore art museum

「アトラス・オブ・ミラーズ」(鏡の地図)をテーマに、似て非なる歴史と文化を持つアジア諸国の多様性や精神性を理解する意味と必要性を問いかける展示。アジア(東南アジア・地域内)の異なる・多様な視点と内省を促すものでした。


National Gallery Singapore

『Supreme Court Wing』は、東南アジアのアートを中心に、19世紀頃からの東南アジアの歴史を展示。『City Hall Wing』は、シンガポールのアートに特化した展示。東南アジアとシンガポールに焦点をあてたアートが時代を追って展示されているのでかなり見応えがあり、歴史の流れのなかで、民族・文化・生活・自然を深く考察する機会となりました。
旧最高裁判所と旧市庁舎であった歴史的保存建造物がリノベーションされたナショナル・ギャラリー建築は、優雅で重厚感があります。二つの建物をつなぐ場所が、吹き抜け・ガラス屋根で解放感があり、自由度が高い展示が可能な空間であり、旧と新をつなぐ空間のしかけを感じさせるものでした。
補足:City Hall Wingの6階にあるテラスからマリーナ・ベイ・サンズやエスプラネードが一望できるBarやマレー料理と中国料理が融合したプラナカン料理がたのしめるRestaurantがあるのでシンガポールという地を食やアート、風景とあわせて楽しむことができます。