2008年06月19日

場のチカラ スロバキア

b2cfcf97.jpgこの写真は旅とは関係がないのです。(旅の写真はフィルムで撮っていて

今すぐにupする事ができないので),スロバキアのひかりのイメージと旅から戻った娘が

織りをして制作したマットの写真をイメージして載せています。

スロバキアにはオーストリアからチェコ経由で入りました。

夜も遅かったので,宿を決める為にもブラチスラヴァ(首都)に入りましたが,

私の持つ首都(2004年にEUに加盟)の印象とは違い,,,少し驚きました。。。

というのは

首都(そしてこの日は金曜日)であるのに,街灯の少なさ(薄暗く),そして街が静まり返っています。
街の印象は私が14年前に訪れたモスクワにとても酷似しているのです。
今晩の宿を決めるため,宿を探し始めます。しかしホテルらしきものが
見あたらず,,少し不安になり今日は自分の勘を信じるより
ガイドブックにお世話になろうと決め,星のついたホテルに的を絞り向かいました。

しかし,,,これが星4つのホテル???というたたずまい!!
客室の窓から覗くカーテンは破れたり,,窓が破損してたり,
もちろんあたりは暗いのですがファサード照明はないですし,ロビー照明でさえほとんどついていません。
「なんか怖い」というのが正直な気持ちでしたが,意を決して(ですが怖いもの見たさ!?でしょうか)
宿の交渉に行きました。もちろん空いています。更に部屋に通されてさらにびっくり!!
窓には手摺もなく(窓は全開できますよ),室内はというと「シュラフ持って来た方がよかったかな」
「このシャワー使えるのかな」と娘が言う言葉を聞いて、思わず頷きたくほどでした。(ですが,,
1泊20000円ですよ)
ということで,早速おいしい食事(あるのかどうかと?!)を求めて,メインストリートへ。。本当に1つのストリートの片側だけが
ここは,フランス!?ベルギー!?と間違うような佇まいのお店が5,6件並んでいます。
これには正直驚きました。。そのお店の真意を確かめたくて,席を用意してもらうことにしました。
お客様はほとんどが,ビジネスで来ている様子。(話の内容は聞こえなくても雰囲気でビシビシ伝わってきます。)恐らくオーストリア人,ハンガリー人でしょうね。
まず,ワインをお願いしました。(スロバキアはワイン産地で有名なのですよ)
そのとき,隣の席の男性2人組が怒っています。「チーズのカットが薄すぎる!」「誰がカットしたのか?」
「他の国でチーズをオーダーした事ないのだろう」と
確かに私がお願いしたグラスワインも適量ではないように思いましたが。。。
ただ,隣の席の男性のお店のサービスの方へのクレームの付け方がとても気になりました。
寂しい気持ちになりました。
EUへの加盟から急激な産業の発展を迎えているスロバキア。。。
急すぎる発展はいろんな弊害を齎すのではないか?齎していると体感した夜でした。
とても考えさせられる夜でありまた,ホテルの雰囲気も相まって眠れない夜となりました。




Posted by fuwari_works at 08:01│Comments(0)TrackBack(0)
カテゴリー :インテリア

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