2013年08月23日

夏の旅「ジェフリー・バワ:スリランカ」

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鮮やかな色づかいや、花々ではなく
古びた佇まいやアンティークオブジェが
インテリア空間に存在する。

様々な緑の陰影が描くグラデーション。
大きく設けられた開口部から亜熱帯の緑が
自然と内部に取り込まれ融合する美しさ。
それらを生み出すバワの精神性と人生観。

はじめそれらに圧倒されていたが
バワ建築をいくつも訪ねて
その空間で、静かに時を過ごしていくうちに
旅をしているという感覚が薄らいでいく。

熱帯気候がもたらす身体感覚に
馴染んできたからなのでしょうか?
日々の食事や生活のなかで
スリランカに生きる人たちと接しているうちに
歴史的背景、複雑な民族構成を
頭(考える)ではなく、
身体で(感じる)ようになってきたからなのでしょうか。。。

旅はいつも新鮮であり
色々な感覚を鋭敏にしてくれます。

帰国した今なおその余韻が残っています。
この余韻とともに日々を過ごして
新たな感覚でインテリアを捉えていきます。

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