2017年02月03日

ART STAGE SINGAPORE, SINGAPORE BIENNALE in singapore art museum, National Gallery Singapore

FullSizeRender_1

ART STAGE SINGAPORE

日本から7時間半という距離にあって多種多様で国際的な文化を味わうことができるシンガポール。その文化のなかで、アートに触れるべく出掛けてきました。

世界中の著名なギャラリーが、アジアのアーティストの作品を出展するアジア最大級の美術展覧会「アート・ステージ シンガポール(Art Stage Singapore)」出展するギャラリーの約8割がアジアを拠点にしており、ペインティングだけではなく、スカルプチャー・写真・映像作品といった様々な作品が展示されていました。存在感ある色やかたち、綺麗な色づかいの個性溢れる作品に目を惹かれてそれぞれの作品を通じて、アジアの文化や自然を体感することができました。

SINGAPORE BIENNALE in singapore art museum

「アトラス・オブ・ミラーズ」(鏡の地図)をテーマに、似て非なる歴史と文化を持つアジア諸国の多様性や精神性を理解する意味と必要性を問いかける展示。アジア(東南アジア・地域内)の異なる・多様な視点と内省を促すものでした。


National Gallery Singapore

『Supreme Court Wing』は、東南アジアのアートを中心に、19世紀頃からの東南アジアの歴史を展示。『City Hall Wing』は、シンガポールのアートに特化した展示。東南アジアとシンガポールに焦点をあてたアートが時代を追って展示されているのでかなり見応えがあり、歴史の流れのなかで、民族・文化・生活・自然を深く考察する機会となりました。
旧最高裁判所と旧市庁舎であった歴史的保存建造物がリノベーションされたナショナル・ギャラリー建築は、優雅で重厚感があります。二つの建物をつなぐ場所が、吹き抜け・ガラス屋根で解放感があり、自由度が高い展示が可能な空間であり、旧と新をつなぐ空間のしかけを感じさせるものでした。
補足:City Hall Wingの6階にあるテラスからマリーナ・ベイ・サンズやエスプラネードが一望できるBarやマレー料理と中国料理が融合したプラナカン料理がたのしめるRestaurantがあるのでシンガポールという地を食やアート、風景とあわせて楽しむことができます。

この記事へのトラックバックURL