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2017年06月02日
聴竹居 藤井厚二氏
風を感じながら、「聴竹居」の心地よさを考える。
時代や環境の変化に対して革新を重ねてきた完成形である第5回住宅...
そこには、時を超えた普遍(不変)の真理がある。
「不易流行」
松尾芭蕉「去来抄」では、不易流行についてこのように書かれている。
「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」
不易と流行とは、一見するところと異なり、
根本において結びついているものであると深く感じる。
その往来や葛藤から生まれるものづくりには、変わらずにある(変わらない)・新しさがある。
日本の美(ものづくり)には、不易流行が潜んでいる。
日本人として誇りに思い、それを美しいと感じる。
藤井厚二氏の思いを、いつの時代にも「変わらずに新しい」と感じること......
そして、この時代からも思いを込めて、新しさを重ねていきたい。